今更ながら艦これをやってみた

艦これ、思った以上に奥が深くて、軍ヲタ的には十分楽しめる。ドック拡張と母港拡張で最初に数千円突っ込めば、あとはだいたい無料でまったり遊べるというのも良いな。ネトゲの運営という点では成熟を感じる。

ギャルゲー?的なものをやるのは「ときめきメモリアル」以来だが、登場♀キャラがひたすらプレイヤーに媚びる(というか、特に脈絡無くプレイヤーに惚れたまんま)というのは気持ち悪さが伴う。男の側が何の努力もせんでも女性の方からわっさわっさ集まって来てくれるのは、現実世界では大金持ちか超イケメンか新興宗教の教祖くらいなものだろう。どのキャラもプレイヤーに提督提督言うてしなだれかかって来て、たいへん嘘くさい。

これからはヲタの高齢化が進むわけだし、皆が皆いつまでも性欲を維持出来るわけではあるまい。ということで、もっと「プレイヤー=お父さん」的な視点を持ったギャルゲーが出てきても良いのではないか。

例えば・・・
娘が家に連れてきたいかにもダメダメな彼氏に対して、人生経験豊かなお父さんが厳しくビシッと言ってやったところ喧嘩になる。「お父さんのバカ!」とか言われて、その後しばらく娘が口をきいてくれないのだが、お父さんはそこで媚びたりプレゼントで釣ったりしない。プレイヤーは威厳ある父なのだ。
そして数週間後、「お父さんあのね・・実は、彼と別れちゃったんだ。ほら、あの時はあたしも彼の味方しちゃったけどさ、いろいろ考えてるうちにやっぱお父さんの言葉が気になったかなってかさ・・・・いやもちろん、それだけじゃないんだよ!カナとかヨッシーにも相談したりしてさ、あたしもいろいろ考えたの。後悔なんかしてないよ。お父さん・・・ありがとう」
とか言われて、お父さんが現実世界で得られないカタルシスを得るゲーム。


ちょっと大幅に脱線したが、艦これでは由良が一押しです。性能的には微妙な軽巡洋艦ですが、Lv36と我が艦隊のダントツを走っています。2-4にだって連れて行く。
なぜ由良押しなのかと言えば、この娘はプレイヤーに過剰に媚びてこないのですが、台詞の端々からプレイヤーへの仄かな好意が感じられるからです。ええそうです、わかりやすくないツンデレが好みです。
より重要な点を付け加えるならば、由良の乳は過剰に大きくありません。より端的に表現するならば、私は貧乳派だから由良押しです。


キャラグラ繫がりの蛇足。
兵器擬人化という点にはあまり賛同していなかったのですが(アスペなので細部が気になって没入できないのです。こいつらメシ何喰ってんだろう、とか)、戦艦扶桑山城のグラフィックには感銘を受けました。大艦巨砲をアンバランスに満載した危うい船を見事に描いていらっしゃると思います。絵師さんって偉大ですね。おっぱい大きいけど、扶桑姉妹は大切に育てています。