あけおめ

久々に新しいジャンルのガジェットに手を出した。
文具界の雄、キングジムポメラだ。今更ながらだけど。
買ったのはDM100。

これ、QWERTYのキーボードにちっちゃな画面が付いてて、プレーンなテキストが打てるだけというミニマルな道具。蓋を開けたら2秒後には起動完了してて、存分に打ち込める。閉じたらスリープする。開けば2秒(ry
単3電池2本で何十時間も使える。

紙とペンでメモを取るより、キーボードでだーっと打ち込む方が楽で確実なんですよ。話を聞きながら要旨を理解してそのエッセンスのみを書き取るなんて出来ない私のような人にとっては。
だから、ポメラは初代が出た時から注目しまくってました。だけど仕事ではノートPCを常時手元に置いておけたから、買うに至らずにいました。

そんな中、新たな趣味として山歩きなんてするようになって、持ち物に制限があるから(重いノートPCなんて誰が持ち歩くかっての)スマホくらいしか持ち歩かず、でもスマホオンリーだと入力が面倒だから日記なんて書きもせず、精々「山旅ロガー」でGPSのトラッキング軌跡を残すくらいしかしなかった。
20年昔、自転車で全国を意味なく走り回ってたチャリダー時代をふと思い起こすと、ノートを一冊持ってて、寝る前にその日起きたどうでも良いことを書き残してた。懐かしい。読み返すとその日見た風景や出会った人が瞬時に思い出される。文字すげえ。

そんなノートに代わるガジェットはポメラだなーと思いつつも、比較的新しいDM100ですら2011年発売のロートルだから、ブラッシュアップされた新版が出てくるんじゃねーの、とか踏ん切りがつかずに数年ウダウダしていたんです。


そしたら、キングジムが去年12月に発表したポメラ後継機がバタフライキーボードを備えた「コンパクトなパソコン」だったことで、いきなり背中を押された気がしたんです。私が欲しいのはパソコンじゃない、ポメラだ。

発売から5年を経てやって来たポメラちゃん、かわええ。
次の泊まりの山旅に持って行って、へべれけに酔っ払った後、テントの中で存分に意味のない言葉を羅列しまくるんだ。
意味は無意味で、私が紡ぐ文章なんて殊更無意味なんだけど、私に買われたのが貴様の運の尽きだ。
ぶっ壊れるまでよろしくどうぞ。