久々のオンライン?ゲーム

Total War Shogun 2というストラテジーゲームを始めてみた。

日本の戦国時代の戦争の指揮官になって、ユニット(槍侍とか鉄砲僧兵とかの部隊単位)に指示を出し、勝利を目指すというゲーム。
いまどきのゲームらしく、起動して何回かクリックするだけで世界中のどこかのプレイヤーとオンライン対戦が出来る。
勝負は長くとも30分、普通は10分もあれば決着が付くので、ちょっとした手待ち時間を潰すのに大変良い。
部隊がちょっとずつ強くなるなどのやりこみ要素もあることはあるが、あくまで戦術の優劣を競うゲーム。スーパーサイヤ人が1人で切り込んできて足軽隊を全員殺して勝利なんてことにはならない。

で、どうしてもリネージュでの戦争を思い出す。
戦争部分だけを切り取れば、ゲームとしての複雑さには大差ないが、コミュニケーションの複雑さが凄まじく違う。
2人で対戦するのではなく、何十人と何十人での対戦だけに、紛れが多い。思うようにいかない。もどかしく歯がゆい。

そこがリネージュの戦争の面白さだったのだと思う。
AB同盟で臨む戦争は、多種多様なフラストレーションを恒常的に抱えていたが、それが勝利へと昇華した時圧倒的な爽快感に満たされた。
そして1プレイヤーとしては、戦争中とにかくドキドキしていた。重いデスペナルティへの畏れが常にあった。下手なプレイで仲間に迷惑を掛けないかという不安があった。

指揮官視点に特化して純粋に戦争シミュレーションを楽しめる点で、Shogun2は楽しい。
お手軽で、奥も深い(なんて、偉そうに語れるほどやりこんでないけど)。
英語版を3000円たらずで買ったが、これでいつでもオンライン対戦が出来るんだから、ずいぶんお買い得だ。
人智を越えた廃人さんに蹴散らされるような理不尽さもなく、客を小馬鹿にしたような運営会社に不快感を覚えることもない。

しかし、自分にとってより「戦争」なのは、リネージュだった。あのドキドキはShogun2では味わえない。
猛烈な時間拘束と引き替えに、自分は大変幸せな経験を貰ったのだと改めて思った。
あの時一緒に遊んでくれた皆さん、ありがとう。加護あらんことを。