マニア心と秋の空

ImpressWatchとGooが継続的に行っているこの企画は面白い。

同じテーマに関して同じアンケートを行うわけだが、ImpressWatchはコンピュータ・インターネットのニュースサイトであり、Gooは不特定多数を対象としたポータルサイト。当然、読者層は異なる。

このBlogでわざわざ言及したいのは、ゲーマーには比較的受け入れられているPSPだが、一般人にはほとんど選択されなかったという部分。
機器の性能では圧倒的に魅力的だけど、そういう魅力が訴求力を持つのはコアなゲーマーに対してであって。ライトゲーマーには、直感的に面白そうに感じる(けど機器性能自体はプアな)NintendoDSの方が魅力的なわけですな。

マニアックな趣味を愛する私としては、PSPを貶めるつもりはない。人と同じ物を持つことに安心感なんて全く感じないし、自分が良いと思うものにお金を払いたいと思ってます。
でも、機器の出荷台数が少なければソフトの売れる本数が限られるわけで、ソフト屋が参入しにくくなるのは自明。ハードは魅力的だけどおもろいソフトが無い〜ってことになるわけで。


そしてリネ。MMOに関しては、人がいてこそ楽しいと思うのです。仮にリネがオフゲーだったとしたら、延々とLv70までモンス狩れますか?
MMOの評価ポイントとして、人が一定以上居る事は大前提だと思うのです。


仕様がドンドン複雑化し、ゲーム内の知識ですら一人のゲーマーではカバーしきれない今のリネは(このアンケートにおける)NintendoDSではなくPSPになっているだろうな、ということ。プラチナピースの相場なんてわたしゃ知らんよ。

無闇に複雑な世界を「奥行きの深さ」と評すのは勝手だが、対応出来るのはコアゲーマーだけ。新参者を大切にしない趣味は必ず廃れます。
廃人さんたちは、廃人さんのみで形成されたピュアな楽園(?)で本当に楽しめるのかなぁ。