2007年の予言

Webポータル事業の収益構造は公告収入がメインで、テレビ業界とよく似ています。
テレビにおける視聴率のように、Webポータル事業者はページビューと会員数でもって広告主にアピールします。

大きな違いは、テレビは片方向メディアなのに対して、Webは双方向メディアであることです。特にWeb2.0でコンシューマ・ジェネレイティッドなコンテンツ作りが喧伝される昨今、事業者は利用者が発信する情報をほとんどフィルタリングしません。児童ポルノ著作権法違反モノなどの、司直に責任を問われる情報のみを削除しているのが現状です。

そして、多くの利用者は情報発信に慣れていません。インターネットが世界に繋がっていることの意味を考えることなく、何となくmixiで個人情報を垂れ流している人のなんと多いことか。

SNSだから信頼出来る利用者のみが集まる、なんて謳い文句は大嘘です。事業者にとって会員数が広告主にアピールする材料である以上、入会審査などは当然大甘になります。
個人情報を使って悪さをしようという人間にとって、mixiなどは実に美味しい稼ぎ場所でしょう。

携帯電話が世に登場してから、社会における携帯電話の位置づけが確立するまでに10年以上を要しています。Webはまだまだ掛かることでしょう。
過渡期にある現在、2007年はmixiで大荒れになると予言しておきます。