事実は小説よりも奇なり

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/08/08/16571.html

Web上にはインチキ商品が氾濫している。
このケースでは、薬事法で禁止されている宣伝(国の検査を経た医薬品ではないのに薬効を謳う)を行っているので、明確な犯罪。この業者は、何をやると本格的にヤバいかを理解出来てない「程度の低い業者」と言えよう。

法を犯さずにやろうと思うと、こうなる。
http://top.dhc.co.jp/shop/link_basket/hukugou/4595/index_ad.html
肥満体の写真をでかでかと載せて不安を煽り、「ダイエットしたい人におすすめです」とのキャッチコピー。
これだと、「ダイエットに効果(薬効)があります」と謳っていないので、違法にはならない。配合している成分などを仰々しく書き連ねても、その成分が薬効につながる事を宣言していないので、これもセーフ。
「ダイエット効果を期待して買ったお客さんは、勝手に誤解しただけ」という理屈。

最近、Yahooに広告を出してる業者はほとんどこの類だ。「加齢臭にいい?セッケン」とか。「シミ・ソバカスに悩む人に朗報!この化粧水のヒミツ」とか。「口コミで売れてます!バストが大きくなると評判のブラ」とか。
人のコンプレックスを突き、法律に引っかからないギリギリの表現を駆使して、効能を期待(誤解)させて売りつける。


こうしてインチキ商品を売る手口は、通信販売やテレビショッピングの黎明期に開発されたものと全く同じだ。ブルワーカーやビガーパンツの世界である。ああ懐かしい。


Webはすっかり資本主義に染まり、それは不可避なのだけど、こうした旧態依然の詐欺が横行する事はとても悲しい。

敬愛する悪徳商法情報サイト、「悪徳商法?マニアックス」のキャッチコピーのセンスの高さに、改めて敬服する次第だ。

「〜騙すなら 素敵に騙して〜」